父または母が、出生証明書付きの届書と母子健康手帳を持って役所へ提出する。届出先は本籍地・出生地・届出人の住所地のいずれか。
期限・タイミング:生まれた日を含めて14日以内
最終日が土日祝なら翌開庁日まで。名前に使える文字は常用漢字・人名用漢字・かな・カナのみ。夜間休日窓口では母子手帳を一旦預かりになることがある。
生計中心者(恒常的に所得が高い方)が、マイナポータルのぴったりサービス・郵送・窓口で認定請求を行う。
期限・タイミング:出生日の翌日から15日以内
15日特例を逃すと申請日の翌月分からになり、さかのぼって支給されない。金額は3歳未満15,000円/3歳〜高校生年代10,000円/第3子以降一律30,000円。支給は偶数月の年6回。公務員は勤務先へ申請。
勤務先の健康保険なら被保険者の勤務先へ扶養追加の届出、国民健康保険なら区市町村の窓口で加入手続きをする。
期限・タイミング:出生から14日以内が目安
子ども医療費助成(マル乳)の申請に健康保険の情報が必要なので、先に保険加入を済ませる。健康保険証は廃止済みで、マイナ保険証または資格確認書で確認する。
生後50日に達する日までに実施する聴覚検査の初回検査について、都内の契約医療機関で「母と子の保健バッグ」内の受診票を使用すると、費用の一部(上限3,000円)が助成される。
期限・タイミング:生後50日に達する日まで
受診票が使えるのは都内の契約医療機関のみで、契約外の都内医療機関で受診すると助成を受けられない。都外医療機関で受けた場合は別途申請で費用の一部助成を受けられる。
18歳に達する日以後の最初の3月31日までの子どもが医療機関等で受けた保険診療の自己負担分を港区が助成する制度。出生・転入日から15日以内に、子ども給付係へ郵送、各総合支所区民課保健福祉係へ持参、またはマイナポータルによる電子申請のいずれかで申請する。
期限・タイミング:出生・転入日から15日以内(この期限内に申請すれば出生日にさかのぼって資格発生)
期限内に申請しないと資格発生日が申請日以降になり、その間の受診分は医療証が使えず自己負担・後日償還払いとなる。申請後、子どもが加入する健康保険の資格情報を確認してから医療証が郵送されるため、即日交付ではない。令和5年4月から高校生等まで対象が拡大されている。
対象:低体重・入院養育が必要な場合
出生体重2,000g以下、または生活力が特に薄弱で一定の症状を示す乳児(1歳未満)に入院養育が必要と医師が認めた場合の入院医療費を助成する制度。申請書・意見書・世帯調書・所得関係書類等を、みなと保健所健康推進課地域保健係または各総合支所区民課保健福祉係へ提出する。
提出書類が申請書・医師の意見書・世帯調書・健康保険証の写し・所得関係書類など多く、入院先の医療機関経由で早めに準備するとよい。申請期限(入院中限定かどうか等)は公式ページに明記がなく確認できなかった。
対象:国民年金第1号被保険者で、1歳未満の子を養育する父母
2026年10月から、自営業・フリーランスなど国民年金第1号被保険者が1歳未満の子を養育する期間の保険料が、申請により免除される。所得制限はなく、免除された期間も納付済みとして満額の老齢基礎年金に反映される。
期限・タイミング:子が1歳になるまでの期間が対象(制度開始は2026年10月1日)
実母は産前産後免除に引き続く9か月間(合わせて最大13か月)、父・養父母は養育開始月から子が1歳になる前月まで最大12か月。父母それぞれが対象になり得る。産前産後免除とは別の申請なので忘れずに。窓口は市区町村の国民年金窓口。
マイナポータルから公金受取口座を登録しておくと、給付金の申請時に添付書類を省略できる。
東京都の018サポートの申請には、対象の子どもまたは申請者の公金受取口座が必須。先に登録しておくと詰まらない。
助産師・保健師が概ね生後120日以内の全家庭を訪問し、赤ちゃんの体重測定、産後の体調相談、育児相談、母子保健サービスの紹介を行う。母子健康手帳にとじ込まれている『出生通知書』(はがき)にプライバシー保護シールを貼って保健所へ郵送する。
期限・タイミング:対象は概ね生後120日以内(訪問時に妊婦支援給付金2回目の申請書を受け取る)
港区は電子申請ではなく『出生通知書』はがきの郵送が基本の申込方法。里帰り等で港区以外での訪問を希望する場合は滞在先の自治体へ問い合わせる。120日を超える場合は『ママの健康相談』事業(出産後1年以内・3回まで無料)として訪問扱いになる。
産後2か月以内の産婦健診(問診・診察・体重血圧測定・尿検査等)費用を、1回5,000円・2回を上限に助成する。令和8年4月1日開始の新制度。
期限・タイミング:原則産後2か月以内に受診したもの(令和8年9月30日までの受診分は助成金支給申請書の提出による償還払い、10月1日以降の受診分は原則として受診票の提示による助成に移行予定)
令和8年4月開始の新しい制度のため、受診時期によって助成の受け方(申請書提出か受診票提示か)が異なる点に注意。受診票は妊娠届出時に渡される『母と子の保健バッグ』に入っている。
住民登録後に交付申請書が届くので、郵送・スマホ・パソコン等で申請する。受取りは法定代理人(親)が同行して窓口で行う。
018サポートのマイナンバーカード申請、こども誰でも通園事業の認定申請、児童手当のぴったりサービス申請で子どものカードが必要になるので早めに作ると効率的。1歳未満は顔写真不要。
対象:未就学児が2人以上いる世帯(第3子に限定されない、港区独自の多子世帯移動支援事業)
未就学児が2人以上いる世帯に対し、年間24,000円分(10月1日以降の出生・転入等は12,000円分)のタクシー利用券を配付する『多子世帯移動支援事業』。申請不要で、出生届・転入届等の翌月上旬に案内が届き、辞退しなければ簡易書留で郵送される。
利用できるのは港区と協定を結んだタクシー事業者のみ。金券ショップ等への譲渡は不可。利用範囲は発着地のいずれかが東京23区・武蔵野市・三鷹市。
東京都出産・子育て応援事業。子1人あたり10万円相当のギフトポイントが支給される。2026年1月1日〜2027年3月31日に生まれた子は「赤ちゃんファースト+」として3万円分が自動で上乗せされ、計13万円相当になる(追加の手続きは不要)。018サポートの申請と同時に申請できる。
対象は「令和7年4月1日以降に生まれ」「出生日時点の住所が都内」であること。都で対象確認後、申請からおおむね4か月程度でギフトカードが届く。
産後は本人も家族も赤ちゃんに気を取られる。大量出血・高熱・強い頭痛・呼吸困難は、産んだ施設にすぐ連絡すべきサイン。
- 悪露が急に増えた、レバー状の塊が続く — 分娩後24時間〜12週の異常出血。発熱や子宮の圧痛を伴うことがある
- 突然の、過去に経験のない頭痛/手足のしびれ・麻痺を伴う頭痛 — 直ちに脳神経外科へ
- 発熱を伴う頭痛 — 髄膜炎・脳炎の可能性
- 突然の強い呼吸困難+胸痛・血圧低下・頻呼吸 — 肺血栓塞栓症などを考え緊急
- 乳房全体の硬結・圧痛・熱感 — 乳腺炎。自分でマッサージして改善しないなら外来へ
- けいれん — 子癇は産後にも起こる(産褥子癇)
帝王切開・多胎・高年出産は産後の異常出血のリスク因子として挙げられている。/乳腺炎で抗菌薬を飲むと授乳できない、というのは多くの場合誤解。授乳中の薬は国立成育医療研究センターで確認できる。
区が契約する医療機関・助産院で、宿泊型(1泊2日〜6泊7日)またはデイサービス・乳房ケア(外来型・訪問型、1回の出産につきそれぞれ6回まで)の産後ケアが受けられる。利用には事前の『利用登録申請』(電子申請・窓口・郵送)が必要で、登録決定後に施設へ直接予約する。
期限・タイミング:利用登録の申請期間は妊娠8か月〜利用日14日前まで(宿泊型とデイサービス・乳房ケア型はそれぞれ別の登録申請が必要)
練馬区のように予約だけで使えるわけではなく、港区は先に『利用登録申請』を行い登録決定通知書を受け取ってから施設に予約する2段階方式。宿泊型とデイサービス・乳房ケア型は登録番号の書式も異なる(宿泊型は『港』から始まる6桁、デイ・乳房ケアは『港デイ乳』から始まる6桁)ので混同注意。利用者負担金は非課税世帯は原則無料、課税世帯は施設ごとに異なる(例:宿泊型は施設により1泊2日1,000円台〜1万円程度)。
都内在住の0〜18歳の子ども1人につき月5,000円(年最大6万円)が支給される。所得制限なし。親子のマイナンバーカードで新規申請できる。
期限・タイミング:支給回ごとに申請期限あり(令和8年度は8月支給分=R8.7.1、12月支給分=R8.11.1、R9.4月支給分=R9.3.1)
申請には対象の子どもまたは申請者の公金受取口座が必要。既に受給していれば原則再申請不要。別途「子育て応援+」として0〜14歳に11,000円が申請不要で支給される。
対象:都外へ里帰りした方、または助産院で受診した方
受診票が使えない都外の医療機関で受診した妊婦健康診査・新生児聴覚検査、または助産院(都内・都外を問わない)で受診した妊婦健康診査の費用を、申請により一部助成する。新生児聴覚検査は生後50日以内の初回検査が対象。
受診票交付日以降かつ港区に住民登録がある間に受診したものが対象で、海外での受診は対象外。令和5年7月から妊婦超音波検査の助成回数が2回から4回に拡充されている。
マタニティブルーズは産後1〜2週でおさまるのに対し、産後うつ病は症状が2週間以上続く。罹患率は約10%で、産後3か月以内の発症が多い。産婦健診ではEPDSという質問票でスクリーニングが行われる。
EPDSは診断ではなくスクリーニング。点数が高い=病気ではないし、点数が低くてもつらければ相談してよい。/医会は「自殺念慮がある場合、自責感が強い場合、家事・育児が行えない場合は精神科受診が必要」と明記している。/産後に涙もろくなること自体はごく普通のこと(マタニティブルーズの発症率は約30〜50%)。/これはパートナーが読んでおくべき項目でもある。
厚生労働省は「ボツリヌス菌は熱に強いので、通常の加熱や調理では死にません。1歳未満の赤ちゃんにハチミツやハチミツ入りの飲料・お菓子などの食品は与えないようにしましょう」と明記している。
安全上の注意:「加熱すれば大丈夫」は誤り。芽胞は100℃数分間の加熱でも生き残ることがある。はちみつ入りの飲料・お菓子・パン・のど飴なども対象なので、原材料表示を確認する。
初期症状は「便秘が数日間続く」ことで、次いで全身の筋力低下、哺乳力の低下、泣き声が小さくなる、無表情、首がすわらなくなる、と進む。便秘から始まるため見逃されやすい。/1歳以上になれば避ける必要はない。
こども家庭庁が示す乳幼児突然死症候群(SIDS)の予防策は、①1歳になるまであおむけに寝かせる ②無理のない範囲で母乳育児を ③たばこをやめる、の3点。発症は生後2〜6か月に多い。
安全上の注意:窒息のリスクを下げる5点として、寝具は硬めで平坦なものに、1歳になるまで掛け布団は使わずスリーパーや空調で調整、寝床には何も置かない、睡眠環境製品は正しく使う、赤ちゃん専用の寝床が安心につながる、が挙げられている。特に危険な添い寝として、眠気を催す薬を飲んでいる/飲酒した/赤ちゃんが早産や低出生体重で生まれた、の3条件が明示されている。ソファでは寝かせない。
SIDSは窒息事故ではなく原因不明の病気で、両者は区別されている。公式ページには「予防策をお示しするものであり、当該行為を禁止するものではありません」という注記もある。/母乳の表現は「できるだけ母乳で」から「無理のない範囲で母乳育児を」に改められた。母乳が出ないことを責める文脈ではない。/寝返りを自分でうつようになったら、あおむけに戻し続ける必要はなく、周囲に何も置かないことが重要になる。
こども家庭庁は、泣きやませるために激しく揺さぶったり口をふさいだりしてはいけないとしたうえで、対処として「安全な場所に寝かせて、その場を離れて、自分がリラックスする」ことを案内している。
安全上の注意:危険なのは頭が前後に激しく揺さぶられる状態で、首や体をしっかり支えた「高い高い」や横向き抱っこなど通常のあやしで乳幼児揺さぶられ症候群になることはない、と公式に明記されている。過度に怖がる必要はない。
日本小児科学会は「深呼吸をして10数える」「柵付きのベビーベッドなど安全なところに仰向けに寝かせ、部屋を出て、5〜10分ごとに呼吸状態を確認する」と具体的に示している。一度離れるのは正しい対処であって、放棄ではない。/祖父母やシッターなど預ける相手にも、この危険性を知っているか確認するよう学会が推奨している。
港区には練馬区のような『子育てスタート応援券』(ヘルパーや一時預かり等に使えるサービス利用券)はないが、みなとプレママ応援事業(妊婦全員面接)で子ども商品券(1万円分)を、妊娠中・出産後に妊婦支援給付金(各5万円、現金または電子クーポンを選択)を受け取れる。
港区の給付はサービス利用券ではなく現金・商品券・電子クーポンという形式のため、育児支援ヘルパーや一時預かりの利用に直接ひもづくものではない。プレママ面談・こんにちは赤ちゃん訪問の際に案内・交付される。
対象:口唇口蓋裂・心疾患・停留精巣・斜視などの手術・治療が決まった場合
18歳未満で身体に機能障害があり、手術等で確実な治療効果が期待できる子どもの医療費自己負担を軽減する制度(原則1割・所得別の月額上限つき)。区市町村の医療助成担当へ申請。
期限・タイミング:原則として治療開始前の事前申請(さかのぼれない)
身体障害者手帳がなくても「放置すると将来障害を残す」と認められれば対象になる点が知られていない。子ども医療費助成(マル乳)があるので不要と思われがちだが、所得区分によってはこちらが先に適用される。
対象:ひとり親等(離婚・死別・未婚での出生・DV保護命令など)
ひとり親等の家庭に手当を支給する東京都独自の手当。育成手当は児童1人につき月額13,500円。区の窓口へ認定請求する。
期限・タイミング:さかのぼって支給されず、原則申請月の翌月分からの支給
令和8年8月から所得制限限度額が引き上げられ、これまで対象外だった世帯も対象になる場合がある(経過措置の申請期限は令和8年12月28日)。支給は偶数月(年6回)に前月までの2か月分をまとめて口座振込。
港区の子ども家庭支援センター(愛称:みなとキッズサポートセンター)が『港区子ども家庭相談ダイヤル』(03-5962-7215)で平日中心に相談を受けている。保健師・心理士への専門相談ダイヤルもある。夜間・休日は189(児童相談所虐待対応ダイヤル)。
受付時間は平日午前8時30分〜午後6時(土曜は午後5時まで、日曜・祝日・年末年始を除く)。追い詰められたときに、まず安全な場所に寝かせて一度離れるのは正しい対処であって放棄ではない。
港区の休日診療当番医療機関、平日・土曜夜間の『みなと子ども救急診療室』(愛育病院1階、中学生までの軽症患者対象)、入院を要する場合の夜間・休日小児救急医療機関の案内。持ち物は健康保険証、乳幼児・子ども医療証等の医療証。
みなと子ども救急診療室は月〜土曜(祝日・年末年始除く)、平日午後7時〜10時・土曜午後5時〜10時に受診可(受付は終了30分前まで)。東京消防庁救急相談センター#7119や子供の健康相談室(小児救急相談)も併せて確認しておくとよい。
「真夏じゃないから」「エアコンで冷やしてから停めたから」「浮き輪があるから」「低いところだから」は、どれも実測データや事故報告で否定されている。
- 車内放置 — 10月・最高気温約27℃でも日が射せば車内は約48℃。エアコンで25℃に冷やしてエンジンを停めても約1時間後には51.3℃に達した。短時間でも絶対に残さない
- 入浴 — 子どもは声や音を出さず静かに溺れることがある。浮き輪の使用中でも事故が起きている。入浴後は浴槽の水を抜くことを習慣に
- 転落 — おむつ替え台のベルトを使っても確実な転落防止にはならない。窓は補助錠、網戸は転落防止にならない、ベランダの室外機は手すりから60cm以上離す
- やけど — テーブルクロスやランチョンマットは使わない。抱っこしたまま熱い飲み物を扱わない。市販の冷却シートはやけどの手当てには使えない
子どもが車内から鍵を閉めて閉じ込められる事故もあるため、車の鍵は子どもに持たせない。/子どもは大人の後に浴室に入れ、先に出す。洗濯機やバケツに水をためたままにしない。
日本小児科学会の「こどもの救急」は、体温の高さより「水分・尿・機嫌・呼吸」で判断する設計になっている。生後3か月未満の発熱は、他の症状にかかわらず連絡してよい。
- 生後3か月未満の発熱 — 元気そうに見えても別扱い。迷わず連絡する
- けいれんが5分以上続く/繰り返す/意識が戻らない/唇が紫のまま — 救急車
- 5分以内に止まっても、初めてのけいれん・頭を打った後・熱がないけいれんは受診
- 胸がペコペコ凹む呼吸(陥没呼吸)、唇の色が悪い、呼吸があらく苦しそう
- 水分が取れない、おしっこが出ない・おむつがいつものように濡れない
- あやしても笑わない、視線が合わない、ずっとうとうとしている、痛み刺激に反応しない
- 激しく泣いては急に泣き止みぐったりするのを繰り返す+嘔吐や血便(腸重積)
- 血や胆汁(黄色・緑)を吐く、コーヒーの残りかすのようなものを吐く
- おまた(陰のう・股のつけね)がふくらんでいる(嵌頓ヘルニア)
- 頭を強く打った — 数十センチの高さからの転落でも頭蓋骨骨折や頭蓋内損傷のおそれがある
逆に「元気がある/水分は取れている/あやすと笑う/おむつがいつも通り濡れている」がそろえば、38℃あっても自宅で様子を見る方向になる。/「こどもの救急」は生後1か月未満は対象外。生後1か月未満は自己判断せず産院・かかりつけへ。